私がオススメするイラストの練習方法について書こうと思います。それなりに描けてるヤツのオススメ法なので、得るものがありそうでしたら続けてお読みください。ジェスドロの話です✒
突然ですが、全身イラストって抵抗なく描けますか?
私はずーっと顔ばかりを描いていたので、体を描くのが本当に苦手でした。描かないから描けないし、綺麗に描けないから描いても面白くないっていうのもありました。そして顔だけ絵師へ…
日記を読む限りだと2019年の10月頃、オンラインのイラスト講座「パルミー」で”ジェスドロ”に出会いました。4年ですかね、たまに休みつつもジェスドロを続けています。(パルミーの受講は現在しておりません)
ジェスドロとはなんぞや?という方に簡単に説明すると、短い時間で全身を描きます。
15秒、30秒、45秒、1分、2分、長いと5分ですかね。その時間で全身を描きます。15秒や30秒の短い時間だと描けなくね?のツッコミが入りそうですが、超短時間の場合は体の表現したいラインのみを描きます。くねっとした針金のようなもやしのような、そんなものを描きます。それで完成です。1分や2分でなんとなーく全身が描ける感じです。

ピンクが1分。紫が2分、黄緑…?が5分です。
描く時間が長くなるにつれて詳細が加わっている(骨に肉がくっついてたりする等)のを感じ取ってもらえたら嬉しいです。
短い時間では表現したいもののみ、余裕が出てきたら少しずつ詳細を足していく。そのような練習法です。
正確性はあまり重視しません。ジェスチャードローイングという言葉通り、あくまで描くのは〇〇をやっているという”ジェスチャー”です。筋肉などの詳細は二の次です。
もっとリアリティがほしい!と思ったら、解剖学などを別に学んでいきます。
簡単に書きましたが、私はこの練習法で全身を気軽に描けるようになりましたし、なんとなくそれっぽくも見えるので練習が苦じゃなくなりました。(テレビショッピングのご使用者様の感想みたいやな笑)
YouTubeで”GES DRAW PARTY”と検索してもらえたら出てきますが、その動画を見ながらジェスドロをやっています。
1分が5体。2分が4体。5分が1体。1日計18分の練習のみです。楽しかったらもっとやりましょう。5分がめんどくさかったらスルーしましょう。それくらい気楽な練習法です。
ジェスチャーを描くため棒立ちじゃないものを描くこととなり、動きのあるイラストが自然と描けるようになります。棒立ちイラストが好き!って方もいらっしゃると思いますが、動きのあるイラストに魅力を感じる方、またそれを描きたい方には本当にオススメします。
YouTubeにジェスドロの講座はたくさんあるので、もし興味を持たれたら調べてみてください。
気に入ったラインを描く方の講座があったらまずはそれを見る。また、筆致を0から10まできちんと上げている動画も良いと思います。
ジェスドロについて説明しているものでしたら、わかすぎ先生の”誰でも出来る絵の描き方 ジェスチャードローイングのやり方講座”。
正確性を重視、また描き方を見たいのなら、proko先生の”Gesture Drawing”関連のもの。
砂糖ふくろう先生の”とりあえずジェスドロ 砂糖ふくろう先生と一緒に30日! どんなことをする講座?”これも勉強になります。
実際に練習する際のモデルなら、先ほども上げた”GES DRAW PARTY“。これがタイマーも付いていて便利です。
上記に上げたものは無料のものになるので、合いそう!と思えばもっと細かくやり方を説明してくれている、有料の講座や書籍なんかに手を出しても良いと思います。
前述した通り、私はパルミーで砂糖ふくろう先生の講座を受講し練習法を知った人間なので、砂糖先生のものをオススメしておきます。
ちょうど“hide channel”さんで、前後編の二本立てで本の解説もして下さっている、“10パーセントの力で描く はじめてのジェスチャードローイング “こちらを手に取ってみると良いかなと。
ジェスドロに慣れてきたら、たきみや先生の”1本の線で思いどおりに描ける! 魔法の人物ドローイング”を読んでみてほしいです。
4年ほどジェスドロをやっていて全身を描くことのハードルは下がり、全身もざっと描けるようになったので比率も見慣れ、人体崩壊もまぁまぁ見抜けるようになりました。ただ、そのジェスドロをイラストにどう活かしてるのか?と自問自答する機会が先日あったので改めて考えてみると、活かせてなくね?という結論が出ました。
てがろぐで日々のジェスドロを上げていますが、それを見てくださった同じくジェスドロをされている方からメッセージをいただきました。その方は最終目標、ゴールをきちんと設定していらっしゃって、私もジェスドロを始めた頃は「全身描ける様になる!」みたいなあいまいな目標はあったのですが、一応今達成した感じだけど、その後は…?と。これはいかん!と、久々にジェスドロについて学びなおそうと検索してたどり着いたのが、たきみや先生の本になります。
できるようになって初めてその言葉の意味を知る、みたいな状態なんですかね。砂糖先生の授業で学んだはずなんですが(鳥頭で覚えていない可能性大)、ジェスドロの活かし方がわかる本のように私も思います。”も”と書きましたが、Amazonでレビューを上げている方が、より実践的な本と書かれていまして、私も本の内容を実践してみてそう感じました。なのでジェスドロをやっていてまぁ描けるようになったよって方が読むと、さらに勉強になる本だと思います。
この本を読んでからのジェスドロが005~になります。以前は流れてきたものをぼーっと眺めて線を引く、みたいな状態でしたが、この本に書かれてあることを取り入れるようになって少し線が変わったように思います。
どちらにせよ、ぼーっとした状態で練習するくらいならとりあえず寝た方がいいですね笑。